一ノ瀬課長の憂鬱
楠森あやさん

たくさんのご応募、誠にありがとうございました。編集部一同、心を込めて選考いたしました。
楠森あやさん

藍花ヒロカさん

力のある方の応募が多かった8月。読者に楽しんでほしい、という気持ちが伝わってきました。ではなぜデビューはないのか? それは「読者を惹きつける」という力が不足していたからに他なりません。「読者を惹きつける力」とは、「このシーンからメが離せない!」「あのセリフが胸に刺さる」「どうしてもこのキャラのその後が知りたい!」と読者が強く感じる力のこと。今回、奨励賞のお二人の作品はさらっと読めるのです。感情移入もしやすく、とても読みやすい。でも、読み終わった後に、心に残らないのです。これは商業作家としてやっていくには致命的です。読ませる以上は、読者の心になんらかの爪痕を残すことが必須です。読みやすいマンガを作れる、ということはとても難しいことなのですが、すでにそのレベルにあるお二人には、そのひとつ上の段階に進んでほしいと思います。
※連載は担当編集者と一緒に作成。単行本は電子単行本での発売となります
※連載は担当編集者と一緒に作成していただきます
※担当編集者とともに作成し連載コンペへの参加を確約いたします
※努力賞以上の18歳以下の応募者全員が対象
※さらなる飛躍が期待される方が対象

※2026年7月以前の過去作品は、リニューアル以前の賞が適用されています
朝雲ほづみさん

今回は「私はこれが好き!」という作者の気持ちが強い作品が多く、その感情はとても大事にしてほしいと思いました。が、「私の好き」が読者に伝わるように描いているでしょうか?キャラの魅力が伝わりにくく、どうしてこんな行動をするんだろう、なにを考えているんだろう、と思ってしまったのです。読者は作者の頭の中まではわかりません。ページに載っていることが全てです。つまり「実は彼はこんな感情を持ってる」とか「彼女は本当は嬉しいんだけど恥ずかしいだけ」とか、作者が考えていることまではわからないのです。そこは読者がきちんとわかるように描かなければ、せっかくのまんがを正しい意図で読んでもらえません。すごくもったいないので、「これでわかるかな?私の“好き”が伝わるかな?」という視点を忘れずにしてくださいね!